そんなヘルプデスクについて不安を感じているあなたに、
- ヘルプデスクの仕事がきついと言われる理由
- ヘルプデスクでの対策法
- ヘルプデスクの仕事は本当にきつい?
といったところをご紹介します。
ヘルプデスクの仕事がきつい理由
ヘルプデスクの仕事はきついと言われますが、はたして本当なのか、どんなところがきついのかが気になりますよね。
クレーマーの存在
ヘルプデスクの仕事がきついと言われる理由にクレーマーの存在が挙げられます。
ですが、ヘルプデスクはトラブル処理が仕事となりますので、上手くトラブル処理できなくて時間がかかったりすると相手側はイライラしてしまうこともあるでしょう。
ヘルプデスクに連絡してくる人は、困っている人がほとんどです。
さらに、ヘルプデスクに助けを求めれば素早く解決してくれるという期待もあるため、速やかに解決できない場合、ヘルプデスクの担当者にきつく当たる人もいるかと思います。
ヘルプデスク側の人間にとっては、一生懸命頑張っていてもトラブルの種類によっては時間がかかってしまうこともあるでしょう。
それにも関わらずキツイ言葉を投げかけられ、それでストレスを感じてしまいヘルプデスクの仕事がきついと感じる人も多いのです。
多忙
ヘルプデスクと言っても、会社や部署によっては多忙を極めるところもあれば、定時に帰れるところもあります。
ですが、忙しいところでは通常の案件以外にも対応しなければいけないことが多くあり、残業は当たり前で回りもみんな残業しているので自分だけ帰るわけにもいかない状況だったりするんですよね。
特徴としては忙しいときと暇なときの落差が激しい印象です。
納期の迫った案件があるような時期な残業が増えて多忙になるし、そうじゃないときは定時ダッシュになることも。
コミュニケーション能力の必要性
ヘルプデスクの仕事はIT関連のスキルが必要ですが、ヘルプデスクに電話をしてくる人はIT知識があるとは限りません。
なんの知識もない人に、専門的なことを理解しやすいように説明しなけらばならないため、そこに難しさを感じるでしょう。
さらに、トラブルの原因が機器やソフトウェアが悪いのか、それとも操作する人がなにか間違っていたのかどうかを判断し、もし操作する人が原因であればそのことを相手にどう伝えるのかも重要になります。
1つ間違えればクレームに繋がりかねないため、コミュニケーション能力=伝える力が必要不可欠となります。
専門知識が追い付かない
IT技術は日々進歩しています。
例えばスマートフォンは誰でも使っていると思いますが、そのスマートフォンでさえ新機種が次々と発売され、どんどんバージョンアップしていますよね?
IT関連の機器などを扱うヘルプデスクなどの職種は、製品がバージョンアップするたびに勉強しなければなりません。
定時に帰ることが出来る職場なら良いですが、忙しいところだと日々の仕事に追われながら、勉強する時間を作らないといけません。
経験が浅い人などはもっと時間がかかるでしょう。
ヘルプデスクがきつい対策法
先ほどご紹介したヘルプデスクの仕事がきつい理由が、
- クレーマーの存在
- 多忙
- コミュニケーション能力の必要性
- 専門知識が追い付かない
でした。
ヘルプデスクの仕事がきついままなのか、それとも対処出来るのか?どうかは、今後のあなたの行動次第で決まります。
では詳しく見ていきましょう。
ストレスを上手に発散
どんなに一生懸命トラブルに対処しようと頑張っても、相談者側は切羽詰まってイライラし、担当者に当たってしまうことがあります。
それはいつもとは限りませんが、もし立て続けに酷いことを言われたりしたら、神経が参ってしまいますよね。
頑張っている分、精神的にも負担がかかってしまうのは当たり前です。
もし多忙でなければ、自分に合ったストレス発散方法を見つけておくことが大事です。
当たり前のことですが、これがなかなか難しかったりします。
ですが、ヘルプデスクの仕事はどうしてもクレームなどのストレスがかるので、ストレスの耐性が強くない限りはストレスを上手に発散させるしかありません。
正直に言うと、ストレスに対する耐性が強くないとヘルプデスクの仕事には向いていないと言えます。
だからこそ、自分に合ったストレス発散方法を見つけることが大事になります。
コミュニケーション能力を身に付ける
ヘルプデスクの仕事は企業の窓口として顧客に対応したり、社内のトラブルに対処したりするので、コミュニケーション能力や最低限のビジネスマナーは必須になります。
いかに相談者の神経を逆なでしないで対応できるか、専門的な内容を詳しくない人に理解してもらえるよう説明できるか、全てにおいて根気よくわかりやすく相手に伝えないといけません。
参考までに、間違った対応の代表的な例をあげると、
- 相談者の話に被せて話し始める、話を遮る
- 自分が一方的に長々と話す
- 相手の意思を無視したやり取り
- 相手が理解しているか確認せずに次へと話をすすめる
これらはごく一部ですが、悪気なくやってしまうこともあるでしょう。
一生懸命になりすぎるとこうした悪い例が顔を出してしまうこともあります。
なにかを伝えるときは焦らずに相手の気持ちに寄り添った対応を心掛けることが大事です。
そして、1つの質問には必ず答えを返すことも大事です。
何個も質問したのに、返答が1つだけというのは非常識ですから注意してください。
自分はコミュニケーション能力がないからダメだと思う人もいるでしょう。
でも諦めないでください。
コミュニケーション能力について勉強&意識して実践すれば、いつの間にかあなたもコミュニケーション能力のスキルが身につきますよ。
どうしても苦手意識があるのなら、コミュトレ
コミュニケーション能力って自分一人で改善させるのは難しいので、自己投資の一環として取り組んでみると、ヘルプデスクという仕事へのしんどさが軽減されることにつながるはずです。
思い切って休暇をとるか転職する
もしあなたの職場が多忙で残業ばかりで休みが取れない場合は、思い切って休暇を申請することも大事になります。
休みが取れないと、日頃のストレスなどで体調が悪くなり精神的にも辛くなっていき、どんどん悪循環にはまってしまう可能性があります。
さらに、ヘルプデスクの仕事は新しい機器などの知識も必要です。
忙しすぎて勉強する時間が取れなかったり、睡眠時間を削って勉強しても仕事でミスをしかねませんし、精神的にもよくありませんよね。
そうならないためには、頭も体も休ませることしか解決策はありません。
普通は休みがあって当然ですから、上司や同僚の視線がどんなに痛くても、思い切って休暇を申請することをオススメします。
「でも、無理………」と思うかもしれませんが、
他人の目を気にして頑張っても、体調を崩したら意味がありませんよね?
もし体調を崩して倒れたら、会社はあなたの生活を保障してくれますか?
それでも休みが取れないなら、思い切って転職するのも一つの手です。
ヘルプデスクの仕事は専門的なスキルが必須なので、そのスキルを活かした職種にキャリアアップすることも可能だと思います。
他のエンジニア職だと、これまでの経験も活かすことができるでしょう。
ヘルプデスクの仕事は本当にきつい?
ヘルプデスクの仕事がきつい理由と、対処法をご紹介しました。
ヘルプデスクの仕事は専門的な知識やコミュニケーション能力が必要ですが、それを大変と思うかどうか考え方で結果が違います。
例えば販売員の仕事だと、コミュニケーション能力は必須ですよね?
さらにクレームだってあります。
これってヘルプデスクと同じではないでしょうか。
クレームに関しては直接言われることも多いでしょう。
そうなるとヘルプデスクより「きつい」となってしまいます。
どの仕事にも言えますが、向き不向きもありますし、きついこともあるでしょう。
もし自分がヘルプデスクの仕事に向いていないと感じるなら、転職も可能なんです。
体や精神を壊してしまうと、働けなくなり元も子もありません。
ヘルプデスクの仕事がきついのか、そうでないのかは、あなたがどのように考え、どのように行動するかで決まるのです。