どうも、未経験からITエンジニアに転身したわかやまゆうやです!
よくエンジニアに転職を考えている人から、こんな質問を頂きます。
「やっぱりエンジニアになるためにはIT資格はあった方が良いのでしょうか?」
この部分が気になる気持ちはよくわかります。
僕も当時未経験からエンジニアに転職する際には、資格のことを色々調べました。
エンジニアって専門的な知識が必要とされる仕事なので、資格の必要性が気になるわけですね。
今回は、このエンジニアになるためにIT資格はいるのか、いらないのか、について解説していきますね!
IT資格がいらないかどうかは目指すエンジニアの内容によって異なる
まず、結論からお伝えすると、「エンジニア就職にIT資格は絶対に必要なわけではないが、状況によっては非常に有効」です。
つまり適切なIT資格を上手に活用することが、とても重要というわけですね。
具体的などんなケースでIT資格がより活きてくるかを、ケース別に解説しますね。
Web系エンジニアの場合はそこまで必要なし
まず、Web系のエンジニアに関しては、ぶっちゃけた話をするとIT資格はそこまで必要ではないです。
ちなみにWeb系のエンジニアっていうのは、Webサイトとかアプリケーションとかの開発に携わるエンジニアのこと。
じゃあなぜWeb系のエンジニアにはIT資格がいらないのかというと、求められる能力が実務経験や開発能力だったりするからです。
だから、保有しているIT資格の内容よりも、「どんなものを作れるのか」「これまでどんな経験をしてきたのか」などの実績が注目されるわけですね。
・どんな実務経験があるのか。
・どんな開発能力があるのか。
もちろんIT資格をもっていることで、一定の評価はしてくれるかもしれません。
ですが、それ以上に即戦力としてのスキルを期待されているのがWebエンジニアですよ!
インフラ系エンジニアの場合にはIT資格は有効
それでは、インフラ系エンジニアの場合にはIT資格はいらないのでしょうか?
こちらは、先ほどのWeb系エンジニアとは真逆で、「IT資格はとても有効」です!
なぜかというとインフラ系エンジニアの場合には、未経験からでもスタートできる案件が多いからです。
実務経験を積みながらスキルを積み上げていくという働き方ができるわけですね。
・未経験者だとしても、どんな知識を有しているか。
・どんなIT資格をもっているか。
ですが、未経験者でも挑戦できるということは、その分対象者も多くなるということ。
だからこそ有効なIT資格をもっていることで、差別化を図ることができますよね。
IT資格を取得するメリットとは?
ここで改めてIT資格を取得するメリットは何のなのかについて考えてみましょう!
どんなメリットがあるかがわかれば、IT資格を取得するモチベーションにも繋がりますからね。
一定以上の知識・スキルの証明になる
これがIT資格を取得する上での最も大きなメリットだと思いますが、「一定以上の知識やスキルをIT資格を通して掲示できる」という点ですね。
エンジニア業界はまだまだ人手不足ですが、だからといって採用する側も誰でも良いというわけではありません。
全くの未経験者で能力が未知数の人と、一定以上のIT資格を取得している人がいた場合には、もちろん後者の人の方が期待値が高いですよね。
もちろんIT資格取得を通して、自分自身のスキルアップにも繋がるため、他人からの評価もつくとなると一石二鳥なわけです。
全体を通した知識が身につき、業務を総合的に捉えられる
その他にもIT資格の勉強を通して、その分野の総合的な知識が手に入ります。
これの何が良いかというと、実務経験をスタートした後に、業務を広い視野で捉えられるようになるわけですね。
全体の大枠を理解していない人だと、自分が今やっている一部分だけのことしか視野に入らないですが、IT資格を通して総合的な知識があると、実務経験が他の分野の理解にも繋がっていきます。
そうなると成長スピードも早くなりますね!
おすすめのエンジニア関連資格は?
IT資格がエンジニアにとって有利にはたらくケースをここまで説明しましたが、取得すれば何でも良いわけではありません。
有効な資格とそうでない資格は正直あります。
今回は僕目線での、インフラ系エンジニアにおける取得をおすすめするIT資格を2つご紹介します。
CCNA(Cisco Certified Network Associate)
まず、1つ目は「CCNA」というIT資格です。
CCNAは「Cisco Certified Network Associate」の略で、このIT資格はインフラエンジニアにおける登竜門的な位置づけになっているんですよ。
合格率の目安は50%~60%程度です。
業界では認知度も高く、とくに未経験の方にとっては、一定の知識の証明に繋がりますね。
また、僕のブログ内の過去の記事でCCNA取得に関する内容は解説しているので、関心のある方は、そちらの記事も参考にしてみてください。
LPIC(Linux Professional Institute Certification)
2つ目のおすすめIT資格は「LPIC」です。
LPICとは、「Linux Professional Institute Certification」の略。
このLPIは組織の名称で、LPICはLinux技術者の技術者認定資格のことを指しています。
専門用語ばかりで難しいかもしれませんが、Linuxはサーバーでよく使われているOSという認識で、とりあえずはOKですよ!
そのLinuxに関する知識を証明するための資格として、「LPIC」があります。
先ほどの「CCNA」同様に、インフラエンジニアとしてのスキルアップにはとても有効な資格の1つですね。
僕自身も、1年目にネットワークエンジニアをやっているときにスキルアップのためLPICを取得しました。
CCNA同様にこのIT資格についても、過去に解説した記事があります。
ぜひそちらを参考にしてみてください。
IT資格の取得をおすすめする人
最後にIT資格の取得がおすすめな人について解説しておきます。
こんなケースならよりIT資格が、より有効的に活かされると思いますよ!
未経験からエンジニア転職を目指す場合
1つ目は「未経験からエンジニアを目指す場合」です。
実務経験が無い分、未経験者は相手に自分のスキルを説明する手段が少ないですよね。
そんな時に、IT資格を保有していることで、一定ライン以上の知識を認めてもらうことができます。
また、IT資格の保有はそこまでの知識はもっているという自信にも繋がるので、自分自身のモチベーションもアップしますよ。
時間的な余裕があり、スキルアップへの意欲がある場合
時間的に余裕があって、スキルも伸ばしていきたいという意欲のある方にとってもIT資格の取得はオススメします。
IT資格の学習を通して、新しいスキルを手に入れる習慣をつくっておくことで、今後のエンジニアとしてのキャリアにも役立ちますよ。
下記のデータは、「資格取得のための学習時間」をエンジニア職とそうでない職の人で比較したデータです。
画像出典:EdTech Media「ITエンジニアの学習」(https://edtech-media.com/archives/43189)
エンジニア職の人では、そうでない人に比べて約2倍近く時間を使っていますよね。
それだけ新しい知識にキャッチアップする意欲が高いということ。
ぜひ意欲のある方は、IT資格取得にチャレンジしてみてください!
結論:エンジニアにIT資格は必須ではないが、状況に応じて有効的
「エンジニアにはIT資格はいらないのか」というテーマで今回は解説してきました。
結論としては、エンジニアにとってIT資格は必須ではないけれども、その人の置かれている状況によっては非常に有効的!ということですね。
IT資格取得については、以下の点をポイントとして押さえておいてください。
・IT資格の取得を通して、新しい知識を吸収する習慣も身につけられる。
・スキルをどんどんアップデートできる人材はエンジニア業界では重宝される。
IT資格を単に勉強という捉え方ではなく、エンジニアの場合においては、総合的なキャリアに対して多くのメリットがありますよ。
新しいことを学ぶことは純粋に楽しいですし、自分がどんどんパワーアップしていく感覚はモチベーションをアップさせてくれますよ!
ぜひ、IT資格取得に早速チャレンジしてみましょう!