どうも、派遣エンジニアブロガーのわかやまゆうやです。
これからエンジニアとして働こうと思っているみなさん、エンジニアにどんなイメージを持たれていますか?
たしかに正社員でエンジニアをやっていると、日中動かしているネットワークを止めることができないので、動いていない夜の時間や土日の作業になってしまうこともしばしば。
特に今は人材不足と言われていて、特にそれが顕著なIT業界では過酷な状況で働いている方も多そうですね。
そんなエンジニアの仕事も「派遣」という立場で携われば、そんなデメリットを気にせずに派遣のメリットを享受しながら働くことができます!
しかし、逆に派遣エンジニアだからこそ受けてしまうデメリットもあったりするわけなんですが・・
これから派遣でエンジニアになりたいと考えている人にとって、メリットやデメリットをあらかじめ知っておけば、実際に働き始めたときにギャップを感じることもなく続けていくことができるのではないでしょうか。
今日はそんなメリット・デメリットを、実際に派遣エンジニアとして働いている僕の立場からお伝えしようと思います!
派遣エンジニアとして働くメリットとは?
ではまず、正社員という働き方ではなく派遣というスタンスでエンジニアをやることのメリットから説明しましょう。
派遣エンジニアのメリット① 労働条件がかなり緩やかな位置で仕事ができる
先ほどもお伝えしたとおり、エンジニアの仕事は時と場合によってお客様の業務の妨げにならないように夜や土日の作業になってしまったり、保守管理で夜勤勤務になってしまったりすることがあり得る仕事です。
もちろん派遣だからといってそういった労働がが全くないわけではないですが、正社員と比べれば残業も少ないし休日出勤をしたらちゃんと代休ももらえます。
働いたらその分はちゃんと対価がもらえるという感じ。
労働体系がしっかり確立された状態で働けるって、すごく有難いことなんですよね。
僕は正社員時代、休みなしの13連勤をして体を壊しかけた経験がありますが、そういったことが起こる可能性が低いというのがメリットですね。
もしそんな傾向が出たら、真っ先に担当エージェントに報告したらいいですし、いざとなったら気軽に他の案件に向かえる点が派遣のいいところです。
派遣エンジニアのメリット② 自分のスキルアップに集中できる
しっかりとライフワークバランスが取れる働き方ができることが派遣の大きなメリットの一つですが、それはつまり自分のスキルアップに多くの時間を取れるということ。
エンジニアは一つの職場にとどまるより、在職中に色々な知識やスキルを身に着け、ある程度の期間が経ったらステップアップするのが賢明な働き方です。
ですが残業やら休日出勤でストレスを抱える状態では、仕事するのにいっぱいいっぱいで到底そんなところまで考えがたどり着かないですよね。
また、正社員だとやる価値のないような会議だとか業務報告的な雑務が山ほど出てきますが、派遣だとそんな時間には一切手を取られないので、純粋にスキルアップだけを目指してエンジニアの仕事に集中できるんです!
さらに、派遣エンジニアだと自分にとって優先してスキルアップしたいことができる案件に参画できるので、正社員のように
といったような泥沼案件にはまり込むこともなく、自分に相応しい案件にマッチングできるのは大きなメリットですね。
派遣エンジニアのメリット③ 時給が他の派遣より高収入!
他の派遣の仕事と比較すると、派遣エンジニアは圧倒的に時給単価が高額です。
大阪などの都心部なら仕事も豊富だし、人材が不足していることからかなりの高単価が見込めます。
少しでもスキルや経験がある人は、2000円以上は軽く見込めるんじゃないでしょうか。
時給2000円あれば、月の収入は2000円×1日8時間×1カ月20日で収入32万円ですよ。
一人暮らしなら、ちょっとした贅沢をしつつ十分に生きていけるレベルですよね。
ちなみに僕は、最初未経験ながら1500円の時給でお世話になっていました。
エンジニアをやる前、派遣で経理の仕事をある程度スキルがある状態でやっていましたが、その時パーソルクロステクノロジー
いかに派遣エンジニアが重宝されているかが分かるかと思いますよ。
派遣エンジニアのメリット④ 未経験からでも問題なく働ける
派遣なのに未経験で働けるの?
そう思う人も多いと思うのですが、僕が未経験のとき正社員と派遣の両方で求職活動をして感じたのは、「未経験からエンジニアになるなら、派遣の方がなりやすかった」ということでした。
今、正社員でも雇ってすぐに辞めてしまうような事例が多い状況で、多くの教育コストをかけるのが企業としてももったいないと感じているのかもしれません。採用期間も長いですし。
派遣であれば、たとえすぐ辞めてしまっても戦力になってくれる場合も多いし、僕のように社会を経験してからエンジニアに本気でなりたいと考えて志望してくる人もいるわけですから。
嘘だと思う場合は、試しに派遣会社に登録してみてください。
本当に見つかりやすい状況なので、今は。
派遣エンジニアとして働くデメリットとは?
では引き続き今度は派遣エンジニアとして働く場合のデメリットについても説明していきます。
派遣エンジニアのデメリット① 雇用が安定しているわけではない
派遣エンジニアは会社員と違って企業に縛られることなく、時給制で働いた時間で給料がもらえるメリットがあります。
その一方、派遣先の企業の業績が傾いたり、何か問題が起きて人件費を削る必要が出た場合には派遣エンジニアは真っ先に削減対象となります。
つまり、自由で融通が利くのは僕らエンジニア側だけではないということです。
ただ、エンジニアは他の職業に比べて圧倒的に人材が枯渇しているので、正直言って契約更新されないタイミングが来ても、スキルをしっかり磨いていればすぐに次の案件は見つかるかと思います。
派遣エンジニアのデメリット② ずっと派遣でいると将来的に不安
派遣エンジニアは、派遣のくくりで言うとかなり高収入な仕事です。
しかし、ボーナスがないという点や、どれだけスキルが上がっても時給4000円くらいが限度であり、金銭的に限界点があるのも事実。
正社員で長期間勤めてスキルアップしてきた人やフリーランスエンジニアの人と比較してしまうと、どうしても収入的に劣ってしまう部分があります。
派遣エンジニアのメリットを享受してずっと派遣を続けるのもいいですが、可能ならスキルアップしてきた段階でフリーランスエンジニアに転身するのがベターでしょう。
派遣エンジニアのデメリット③ 責任感ある仕事はやらせてもらいにくい
派遣エンジニアである以上、ずっとその企業で働くということがないということになります。
となると、その企業で責任ある仕事はあまり任せてもらいにくいということになりがち。
企業からしたら、いつ居なくなるか分からない人間より、正社員として腰を据えて教育できる人材に責任あるポジションを経験させて、会社の中枢を担うスキルを習得してほしいと思うのは自然なことですよね。
そのため、派遣エンジニアだと必然的に実務的なスキルアップが中心になります。
リーダー職のような責任ある仕事がしたい場合には、この点はデメリットとなるでしょう。
派遣エンジニアは正社員と比べてかなり合理的な働き方
ということで、派遣エンジニアのメリット・デメリットを書いてきました。
このメリット・デメリットをどう活かせるかは、これからどんなエンジニアになりたいかで変わってくるかと思います。
会社員のエンジニアとしてプロフェッショナルになりたいなら、最初から派遣エンジニアではなく正社員採用してくれる企業を目指すべきでしょう。
そうではなく、あなたがもし将来的にフリーランスエンジニアになりたいというのなら、必ず派遣エンジニアのほうが将来的にもメリットが大きいと確信しています。
そのうえで紹介したようなメリットがある働き方が派遣なのだから、僕は自分が派遣エンジニアになるという選択ができて本当に良かったと感じています。
正社員に比べて自由でスキルアップが望めて、フリーランスにも近道になる派遣エンジニア。
みなさんもぜひ、その働き方を体験してみてくださいね。