Sler系企業とWEB系企業は、なにもかもが真逆と言えるほどの大きなギャップがあるんですよね。
そのため、Sler系企業からWEB系企業への転職を考える際には、こうした違いをよく理解したうえで、転職先を検討しないと後悔することになってしまいます。
こちらのページでは、
- WEB系企業ってどうなの?
- Sler系企業との違いを徹底比較
- Sler系企業が向いているのはこんな人
- WEB系企業が向いているのはこんな人
といった内容について紹介していきますよ!
この記事を読めば、Sler系からWEB系企業への転職をより有意義なものにして、エンジニアとして成長できる場を見つける第一歩になること間違いなし。
WEB系企業ってどうなの?
WEB系企業はこんな企業
WEB系企業というのは主として、「自社で作成したWEBサービス」をユーザーに提供する企業です。
WEB系企業で知名度の高い大手というと
- Yahoo!Japan
- Amazon
- 楽天市場
- クックパッド
- メルカリ
- クラウドワークス
- 価格.com
といった企業があります。
自社で様々なサービスを開発、プロデュース、ユーザーに提供し、その自社サービスで売上を上げています。WEB系企業では、完全分業でない職場が多く、社員にはマルチなスキルが求められます。
ただし、なかには請負のWEB系企業もありますので、転職するときはこういったところもしっかり見ていきましょう。
WEB系企業のデメリット
WEB系企業への転職を考えるうえでのデメリット。知っておきたいのは、年収が低めで、かつ給料が上がりにくいケースが多いといったところ。
全てのWEB系企業の年収が低いというわけではありませんが、薄利多売で大きな利益のない企業というのは少なくないのです。
WEB系でも大手企業に転職できれば高収入も期待できますが、後々収入面でがっかりしないように、事前にしっかりリサーチしておきたいポイントです。
WEB系企業の魅力
自由な社風のWEB系企業、魅力的ですよね。これもすべてのWEB企業がそうだというわけではありませんが。
おしゃれでデザインやアイデアいっぱいのオフィスや、私服での出勤など、リラックスした環境でアイデアを出しながらサービスを作り出していくなんて、ちょっとワクワクしてしまいますよね。
作業内容としても、自社のシステム開発がメインとなっているので、残業や休日出勤は少なめ、有給休暇の取りやすい企業もあります。
実際働いてみないとわからない部分もありますが、可能な範囲でできるだけ「実情はどうなのか」といったところをチェックしておきたいですね。
WEB系企業の上手な選び方
WEB系企業への転職を考えるなら、企業のリサーチというのが欠かせません。
例えば、WEB系の請負企業やブラック企業を選んでしまえば、思っていたのと違う、といった後悔につながることが大いに考えられます。
WEB系企業に転職すると決めたら、まずは自分で探してみて下さい。おそらく、ブラック企業なども見分けがつかず、どこがいいのか迷ってしまうことでしょう。
そんな時は、転職のプロに相談するのが安全で効率的です。
あなたのキャリアや、もっとも重要視するポイントを伝えて、あなたにベストな転職先をチョイスしてもらうのがおすすめ。
転職のプロしか入手できない求人情報もありますので、不安があるなら早めに相談して、対策なども含め相談に乗ってもらいましょう。
無料で面接や書類作成等のバックアップをしてくれる転職エージェントなどを上手に活用したいところですね。
WEB系企業とSler系企業との違いを徹底比較
WEB系企業とSler系企業には大きなギャップがあると最初にお伝えしたのですが、具体的にどういった点が異なるのか、それぞれの違いを見ていきましょう。
この違いは転職を決断するか否か、あなたにとって非常に重要な選択ポイントになります。
WEB系企業とSler系企業の仕事内容の違い
自社のシステム開発がメインのWEB系企業に対して、Sler系企業は、企業や官公庁など自社以外のシステム開発を下請けとして受ける会社です。
WEB系企業は、自社のユーザー向けにシステム開発を行いますが、Sler系企業では他社との契約で期限が確定した状態で導入や運営サポートまで行っていきます。
WEB系は、自社でリリース日を設定して取り組むスタイルのため、やや柔軟性があると言えます。
自分の向き不向きをよく理解して、転職先を検討しましょう。
WEB系企業とSler系企業の服装の違い
WEB系企業は私服通勤OKといった自由度の高い企業が多く見られますが、Sler系企業では、企業や官公庁の下請けといった立場ですので、スーツが必須といった企業が多いです。
Sler系企業は、サポートなどで導入先企業に出向くこともあり、どちらかといえばお硬めな職場です。
WEB系企業に転職すれば、こういった部分はガラリと柔軟に、リラックスした環境となりそうですね。
WEB系企業とSler系企業の収入の違い
WEB系企業のデメリットとして収入が減る可能性をあげましたが、Sler系企業と比較すると、やはりWEB系企業の年収は厳しくなる確率が高いといったところです。
企業によりますので、ここはどう選ぶか、といったところが重要なポイントになってきますね。
WEB系企業とSler系企業の残業や休日の違い
Sler系企業は、先方の締め切りに間に合わないということはあってはならないことですよね。そのため、残業や休日出勤などでカバーしないといけない場面が出てきます。
Sler系は収入面では良くても、時間で拘束される場面が多いことがデメリットになりますね。
WEB系企業は自社がユーザー向けにサービスを開発するのがメインであり、社内でのことなので多少の融通が利くこともあります。比較的残業は少なめ、休日も取りやすい傾向にあると言えます。
WEB系企業への転職で必ずしも残業問題などが解消されるとは限りませんが、ここをポイントに転職のプロに相談することで、環境を変える道が見つかるかもしれません。
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Sler系企業が向いている人
Sler系からWEB系企業に転職をしたのに、結局自分には合っていなかったと再びSler系企業に転職するといった方もゼロではありません。
改めてSler系企業に合っている人というのはどんな人なのか、見てみましょう。
Sler系企業とWEB系企業の違いを見て分かる通り、先方の指示に従って動くといった企業になります。
そのためSler系企業は
- 指示されたことをこなしていく仕事を好む
- 役割を与えられて動くのが理想
- 計画的に着実に仕事を進めていきたい
- 大規模なシステム構築に関わっていきたい
- 業績の安定性を望む人
といった方に向いています。
WEB系企業が向いている人
続いて、どういった方がWEB系企業に合っているのか見てみましょう。
WEB系企業というのは、
- 最新技術を積極的に取り入れたい
- プログラミングが好き
- マルチなスキルを身に付けたい
- プログラマーとしてのスキルを高めていきたい
- 自分で考えて進めていくのが好き
- チームでの仕事を楽しめる
- 工夫ポイントやアイデアを出すのが得意
といった方に向いています。
自分には実はSler系企業が合っているのか、それともWEB系企業なのか、どちらか、じっくり検討した上で、転職のプロに相談すれば、より希望にあった転職を成功させることができるでしょう。