どうも、文系未経験から派遣エンジニアを経てフリーランスエンジニアになったわかやまゆうやです。
僕はシステムエンジニアとして働いていますが、よく聞くのは
という言葉。
正直、なかなかの偏見ですよね…。
今は
・深刻なエンジニア不足
・残業規制の法律の制定
・ブラック労働への世間からの厳しい目
などにより、以前よりかは薄給激務の仕事ではなくなってきたのではないか、という印象。
なので20代の人たちにもシステムエンジニア志望の人が増えてきましたよね。
と思ってくれる人が増えたのは嬉しい限り。
以前と比べてシステムエンジニアにとってホワイトな職場が増えてきたものの、
ブラックな職場がまだたくさん存在するのも事実…。
今回は、システムエンジニアがどんな現場がきつく、どんな現場が比較的楽かを説明するとともに、きつい現場に当たってしまったらどうやって切り抜ければ良いかも説明していきます。
これから紹介する内容は結構、システムエンジニアあるあるですよ。
【結論】システムエンジニアがきついかどうかは現場による。
結論から言うと、
システムエンジニアがきついかどうかは現場による。
としか言えないですね。
と思われるかもですが、現実そうなので。
・仕事に求められるスキル
・自分のスキル
・現場の雰囲気
・一緒に働くリーダーやメンバーの性格
・客先の人間の性格
・自分の心身の調子
こういうたくさんのランダムな要素が集まっているのが開発の現場。
そこにハマれば楽に感じるかもしれないし、ハマらなければきつく感じるかもしれない。
ランダムな要素が多いから、「案件ガチャ」なる言葉が生まれたりするんですよね。的を得ている言葉かと。
ただその様なランダムな要素の中でも、誰がどう考えても明らかにこれはきついという内容はあるので紹介していきます。
システムエンジニアはどんな現場がきついの?
どのシステムエンジニアもこれはきつい現場!と思うのは以下の通り。
・金融系/ゲーム系のプロジェクト
・SIer
・現場の雰囲気が合わない
・スキルが未熟で仕事についていけない
システムエンジニアがきつい現場①:炎上しているプロジェクト
言うまでもなく、炎上しているプロジェクトはきついです。
ついでに言うと、明らかに炎上することが見えてるプロジェクトもきつい。
・どう考えても足りない人手
・どう考えても足りない機材
・無茶振りしてくる客
・無茶振りしてくる客の要求を受ける上司や営業
と言う現場は実際にあります。
巻き込まれるとデスマーチ待ったなしなのできついですよ!
・休日出勤
・客や上司に怒られながら仕事
・メンバーが病んで消える
なんてこともよくある話…。
派遣エンジニアやフリーランスエンジニアは逃げやすいですけど、SIerはそう簡単には逃げられないですね。正社員扱いなので責任も大きい。
でも心や体が壊れる前には逃げましょうね。健康第一。
システムエンジニアがきつい現場②:金融系/ゲーム系のプロジェクト
金融系、ゲーム系のプロジェクトもきつくて有名。
どちらもハードワークで悪評が立つ仕事ですね。
金融系のプロジェクトって何なの?
金融系のプロジェクトは、銀行や証券会社のシステムなどが挙げられます。
なぜきついかと言うと、お金に直結するシステムだからミスが許されないんですよね。
ATMがシステム障害とか起こしたら大きな問題になりますよね。
ああ言う危機的な状況に陥ることもあり得ます。
もうそうなったら、現場が修羅場になるのは目に見えてますよね。
金払いは良い所が多いですが、その分ミスが許されない環境での仕事になるのでしんどいですよ。オススメしません。
ゲーム系のプロジェクトって何なの?
以前はコンシューマ系やアーケード系が主でしたが、最近はスマホゲームの仕事も増えてきましたね。
ゲームは一大産業なので、1発当たれば大きいのです!
ただ、働く環境は良いとは言えないですね。残念ながら。
やっぱり華やかな業界あるあるの、やりがい搾取がされがちなんですよね。
みたいな。
で、搾取されつつも好きだから働いてしまう人もいるんですよね。アニメの業界みたいに。
華やかな仕事ではやりがい搾取は横行しがちなので気をつけましょう。
システムエンジニアがきつい現場③:SIer
SIerとして現場に出るのも割ときついかと。
というのも、エンジニアの悪しきイメージを作ったのはブラックなSIerの働きぶりなんですよね。
・汚い
・危険
・休暇が少ない
・給料が少ない
エンジニアの5Kと呼ばれるものですが、これは一昔前のブラックなSIerの働きぶりの事ですね。
大規模プロジェクトの最底辺で働くSIerのエンジニアの労働ぶりは過酷ですよ…。
一番矢面に立たされるポジションなので。
そしてSIerの人材の歯車感がすごいこと!
強制的に遠方に出張なんてこともよくある話だし、潰れたらいくらでも代わりがいると上からは思われていますからね。
そして正社員だから派遣やフリーランスと比べて現場から逃げにくい。
でもしんどくなったら逃げましょう。
システムエンジニアがきつい現場④:現場の雰囲気が合わない
ここからはパーソナルな側面になりますが、現場の雰囲気が自分と合わないのもきついですよ。
現場に入っている以上、人とコミュニケーションは避けられませんから職場の人間関係が大事になってくるんですが、やっぱ関わりたくない人は一定数いるんですよね。
ささいな事でブチ切れる人とか嫌でしょ?
ミスったら嫌味を言ってくる人とかも嫌でしょ?
でもいますよ。嫌な人は。
人間関係は運も絡んでくる側面が強いので、不可抗力感がハンパない所もストレスがたまりますよね。
技術的なスキルだけでなくコミュニケーションスキルも高めて対人関係をよくしていきたいところ。
システムエンジニアがきつい現場⑤:スキルが未熟で仕事についていけない
スキルが未熟で仕事についていけないのもきついですね。
キツイ現場の中では、一番自己責任感が強い事柄かもしれません。
職場でスキルが足りずに置いてきぼりにされると、肩身は狭くなってきます。
そして
・鬱陶しがられる
・仕事が振られない
・契約を切られる
と言う負のループに突入して、現場とおさらばすることもあり得るかと。
誰も幸せにならないので、こう言うことにならないためにもスキルは身につけておきましょう。
スポンサーリンク
システムエンジニアはどんな現場が比較的楽なの?
システムエンジニアのきつい現場を色々紹介しました。
となると
と言うのが気になりますよね。
次はシステムエンジニアが比較的楽と思える現場について説明していきます。
内容は以下の通り。
・納期に余裕がある
・社内SE
・インフラエンジニア
・職場の雰囲気が心地よい
・仕事ができるスキルを身につけている
システムエンジニアが比較的楽と思える現場①:納期に余裕がある
納期に余裕がある現場は比較的楽に仕事ができますね。
と言うのも「時間に余裕がある = 心に余裕が持てる」なので現場がピリピリしてないんですよね。みんな優しい。
短納期の仕事や納期に切迫している状況は、皆気が立ってくるので言動が荒くなることが多いのです…。
自分である程度仕事を選ぶことができるのなら、面談などで今の現場の状況や直近の仕事の納期など、時間に関する内容は聞いておいた方が良いですね。
システムエンジニアが比較的楽と思える現場②:社内SE
社内SEもシステムエンジニアとしての働き方の中では比較的楽な部類に入るかと。
何と言っても自社内で仕事が完結することが多いので、お客様と働くと言うシチュエーションが少ないんですよね。
どちらかと言えば外部から人材を集めて、自分が外部の人間に指示を与えるポジションの人が多い。
客先の無茶振りに振り回されることが多いシステムエンジニアという働き方にとっては、これは羨ましいシチュエーション。
客先で消耗するエンジニアは多いですからね…。本当に。
客先対応で疲れたら、こういう働き方にシフトして行くのも賢い選択ですよ。
システムエンジニアが比較的楽と思える現場③:インフラエンジニア
僕も仕事をしているインフラエンジニアも、まあまあ楽ができる現場なのかなと。
確かにネットワーク障害などで振り回されることはあるけれど、世の中の多くの働き方に苦しんでいるエンジニアを見る限り、そこまできつくはないかな。
ネットワーク環境が存在するところにはインフラエンジニアは必要なので、社会から求められている存在だし結構頼りにもされる。
少なくとも使い捨てにされるようなポジションじゃないですね。
ちょっと裏ワザ的な考えだけど、派遣エンジニアやフリーランスエンジニアでは夜勤の対応とかは結構避けてくれる現場もあるんですよ。
人件費も高くなるし外部の人間に責任を負わすことになるから。
この辺の責任が伴う対応は正社員がやりがちなので、派遣エンジニアやフリーランスエンジニアがちょっぴり楽ができるシチュエーションでもあるんです。参考までに。
システムエンジニアが比較的楽と思える現場④:職場の雰囲気が心地よい
システム開発の現場では人間関係がめっちゃ大事!
なので職場の雰囲気が自分と合う様なら、現場で働くことも楽しくなるんじゃないかと。
高圧的に接してきてマウントを取ってくる人間よりも、こちらの話をしっかり聞いてくれて丁寧に教えてくれる人間の方が一緒に働きたいですよね?
結果としてスキルも上がりやすいし、お互いにWin-Winの関係になれるじゃないですか。
過去の現場を思い出しても、心からお世話になったと思った人は自分のことを時には厳しくも、基本的には丁寧に扱ってくれた人ですよ。感謝しています。
システムエンジニアが比較的楽と思える現場⑤:仕事ができるスキルを身につけている
この中では一番当たり前のことですが、仕事をサクサク進めるスキルが身についていれば現場は楽になりますね。
むしろ現場で仕事をサクサク進めて積極的に改善案なんか出したりできれば、仕事の中でも主導権が握れる様になるのでストレスが減りますよ。
人間、誰かに管理されて自分の存在意義が見出せない時に大きなストレスを感じますからね。
自分の存在を現場でアピールするためにも、仕事ができる様になることは大切。
仕事が評価されれば
・信用される
・頼りにされる
・仕事が来る
・契約延長
・単価アップ
という正のループに突入することができますよ。
仕事や人生をヌルゲー化させるためにも、最大限Giveして信頼を獲得していきましょう。
システムエンジニアがきつい現場から切り抜けるにはどうしたらいいの?
システムエンジニアがキツイと思う現場の特徴について紹介しました。
だとすると当然
ということが気になりますよね。
ここではシステムエンジニアがきつい現場から切り抜ける方法について説明していきます。
方法については以下の通り。
・スキルを身につける
・転職する
・フリーランスエンジニアになる
・退職代行サービスを使う
システムエンジニアがきつい現場から切り抜ける方法①:スキルを身につける
という人は、まずはスキルを身につけていきましょう。
よほど職場の雰囲気が悪くない場合以外は、まずこれ優先。
スキルがないと信用も獲得できないので、早く仕事を覚えて早く使える人間になるのが吉。
そして技術的なスキルだけでなく、コミュニケーションスキルを養うことも大事!
現場での仕事はチームでやるものなので、円滑に仕事を進めるためにもコミュニケーションを欠かすことはできません。
周囲のメンバーと密に連絡を取りながら、スムーズに仕事を進めていきましょう。
しかし、スキルが低いことが原因だとしても職場で嫌がらせやいじめに遭っているのなら話は別!
後に書く退職代行なんかを使って、さっさとブラックな現場から逃げてしまいましょう!
システムエンジニアがきつい現場から切り抜ける方法②:転職する
と考えている人は転職もあり。
今、エンジニアは売り手市場なので求人は多いです。
仕事しながらでも転職活動は出来るので、転職サイトで求人を検索したり転職エージェントに相談したりしてみてはどうでしょうか。
システムエンジニアにオススメする転職サイトやエージェントを紹介しますね。
国内最大規模の転職エージェントで転職活動をサポート:マイナビエージェンIT
国内最大級の求人サイトを抱える会社が運営しているだけあって、求人数の多さと手厚いサポート内容は、転職エージェントの中でも特に優れています。
「20代の転職希望者が選ぶNo.1転職エージェント」と言われるのも納得!
実際にマイナビエージェントITに登録した時の体験談については以下の記事に詳しく書いています。
興味のある方は是非目を通してみてくださいね。
国内屈指の社内SE特化型の求人サイト:社内SE転職ナビ
社内SE転職ナビ
その名の通り、社内SEの求人に特化した内容が特徴的。
国内で、ここまで社内SEの求人に特化しているサイトはないですね。
一人当たりに紹介する求人数が平均7.3件とは、ただただ驚き!
と思っちゃいましたから。
敷居が低そうな求人は以下の通り。
求められるスキルが「特になし」
未経験者は資格と業務経験のみでOK
敷居が低いところから始めてみるのもアリですよ。
という人は、ここで社内SEの求人を探してみてはいかがでしょうか。
システムエンジニアがきつい現場から切り抜ける方法③:フリーランスエンジニアになる
という人はフリーランスエンジニアになるのもありかと。
特に20代の若手はフリーランスエンジニアになるのはオススメ。
正社員の倍以上の収入を得ることも可能なので。
2〜3年現場経験を積んだ方がなりやすいですが、一度フリーランスエージェントに自分の市場価値を聞いてみるのも良いですよ。
フリーランスエージェントの話を聞いてみて、なんなら案件を獲得してからでも仕事を辞めることはできますので。
オススメのフリーランスエージェントは以下の記事に詳しく書いています。
フリーランスエージェント希望の方は、是非目を通してみてくださいね。
システムエンジニアがきつい現場から切り抜ける方法④:退職代行サービスを使う
と切羽詰まっている人は、もう最終手段です。
退職代行サービスを使いましょう!
仕事が苦しくて辞めたくて仕方ないと思っているそこのあなた!
あなたはとてもマジメなので
とか思っているかもしれません。
しかし、何度も言ってますがまずは健康第一なので、心身壊れそうになったら使うべき!
と言うか、退職代行サービスなんてのが商売として成り立つほどのブラックな会社が存在することの方が問題なんですよ。あなたは悪くない!
なのでサクッと退職代行サービスを使ってとにかく休みましょう!
おすすめは退職代行SARABAというサービスになるのですが、それ以外の複数の退職代行サービスの比較内容については、以下の記事に詳しく書いています。
どうしても今の職場を辞めたいと思っている人は、是非参考にしてみてください。
まとめ:今の現場がきついと思うなら、解消するためにすぐに行動しよう!
システムエンジニアがきついと思う現場、比較的楽と思える現場、そしてきつい現場から抜け出すための方法について説明しました。
今の現場がきついと思うなら、原因を突き止めて早めに行動を起こしましょう!
・スキルが足りない → スキルを獲得するために行動
・現場の雰囲気が合わない → 転職
・収入アップや自由な働き方がした → フリーランスエンジニアになって案件獲得
・現場がとにかくブラックで今すぐ逃げ出さないと壊れる → 退職代行サービス
やることは非常にシンプルです。
そして行動に移すかどうかは、あなたの判断次第。
と言う見込みがあれば、ハードワークに耐えるのも一つの選択。
しかし、きつい現場でただただ辛くて消耗するだけならば、早めに逃げるべきです。
悪い上司からよく言われる呪いの言葉として
と言うのがありますが、それは全くのデタラメ!
僕自身も営業職を1年でクビになった経験がありますが、今はシステムエンジニアに転職して働くことができているのがその証拠!
なので自分の性格や仕事内容にマッチした現場は必ずあります!
すこしでも自分で行動を起こし、きつい現場を賢く切り抜けていきましょう。