自分のスキルアップの為にJP1エンジニア資格の取得を考えている方は、試験の難易度や合格率が気になると思います。
取得するのがとても難しい資格なら、勉強時間を長くとり、念入りに試験に臨みたいところですよね。
ここでは、
- JP1エンジニア資格の難易度・合格率
- 試験の勉強時間やコツ
- JP1エンジニア資格試験は難しいのか?
といった内容をご紹介します。
JP1エンジニア資格の試験を受けてみたい、1発で合格したい方は必見です。
JP1エンジニア資格の難易度・合格率
JP1エンジニア資格を取得するための試験の難易度や合格率は、独学でしっかりと勉強すれば合格するレベルで、問題の70%以上をクリアすれば合格となります。
JP1認定の資格の中でエンジニア資格は比較的難易度が低く、初心者でもしっかりと勉強すれば合格できると言われています。
では、JP1エンジニア資格の受験資格や方法、費用などの情報も気になると思うのでご紹介していきますね。
JP1エンジニア資格の試験情報
JP1エンジニア資格の試験情報は、
- 受験資格:学歴や年齢に関係なく、誰でも受験可能
- 申し込み:試験会場が空いていればいつでも受験できる
- 受験料:6,600円(税込み)
- 試験地:全国に試験センターがあるので好きな場所を選択できる
- 試験方法:CBT方式
- 出題:出題形式(択一式)
- 問題数:20問
- 時間:40分
- 合格基準:70%以上の正解
- 試験結果:試験終了後すぐに合否がわかる
となっています。
試験方法のCBT方式とは、コンピューターを使用して受験する方式のことで、筆記用具などを使った従来の試験より新しい試験方式です。
試験が終わるとすぐに結果がわかるので、やきもきして合否の結果を待つ必要がないのがいいですよね。
因みに、合格基準は70%以上なので、14問以上あっていれば合格ということになります。
14問以上と考えれば、「大したことないな~」と思っちゃいますが、問題数が少ないと1問まちがえただけで致命傷になりかねない危険もあります。
試験の勉強時間やコツなど
JP1エンジニア資格は、初心者でもしっかりと勉強すれば合格できると言いました。
ですが、ちゃんと勉強しないと受かるものも受かりません。
それでは、一体どれくらいの時間勉強すれば安心なのかが気になると思います。
あくまで参考までですが、受験した人の平均的な勉強時間は約30時間になります。
受験する人の力量や勉強ペースによって、必要な時間はかなり違ってきます。
もしあなたがエンジニア初心者だった場合、物覚えが悪いと感じている場合などは、余計に時間がかかるでしょうし、1日に確保できる勉強時間が少ない場合は、日にちが開くことによって一度覚えたはずの内容を忘れてしまうこともあるかと思います。
そうなると、また覚え直す時間が必要になるので余計に時間がかかるでしょう。
JP1エンジニア資格の試験勉強のコツとは
独学でもしっかりと勉強すれば合格できるJP1エンジニア資格ですが、どのように勉強すれば効率がよいのか気になりますよね。
それを知るためにまず、試験の傾向などを知ることが大事です。
試験方式は、択一式になります。
択一式とは、簡単に言うと選択問題です。
一例を挙げると、1つ問題が出され回答が5つあったとします。
その5つの回答の中から正しい答えを選択するのが択一式です。
既にある答えの中から正解を選ぶので、ハッキリ答えがわからなくても「何となくこんな回答だったような」といった時でも比較的答えやすいですよね。
ただし、20問という少ない出題数なので、1問1問がとても大切になります。
油断できません。
試験問題の傾向
JP1エンジニア資格の試験の傾向は主に2つ、
- 製品名やその機能に関する問題(製品の機能説明の穴埋めなど)
- 間違い探し&正しい答え選択
になります。
製品の名前や機能などを結び付ける問題があったりもしますので、製品名やその機能を暗記することが重要です。
そして、引っ掛け問題ではないですが、間違っているのはどれなのか、正しいのはどれなのかといった問題が混在しているので、これらごちゃごちゃになってしまうと、正解とは反対の答えを出してしまう可能性があるので注意が必要だったりします。
試験勉強のコツ
JP1エンジニア資格の試験は、その時々で難しいときと簡単な時があるとの噂がありますが、必要なのはしっかりと勉強することです。
ですが、なるべく効率よく勉強できるにこしたことはないですよね?
実はJP1エンジニア資格の合格者の多くが、「IT Service Management 教科書 JP1エンジニア」という株式会社日立製作所が制作したテキストを使用しています。
こちらの本はJP1のカテゴリーに沿った構成で、図や画面をたくさん使用し、それぞれの製品機能がわかりやすく解説され、各章の最後には練習問題、そして巻末には模擬試験が掲載されているテキストです。
JP1エンジニア資格の受験者の中には、このテキストを繰り返し読み、模擬試験を間違えなくなるまで何度も解いて精度を上げた結果、合格できたという意見があります。
しかも、このテキストに載っている問題が、実際の試験に数多く出題されていたそうです。
ですが、「ほとんどこの書籍に掲載されている問題が出なかった」との反対意見もあります。
これらの意見や試験問題の傾向を元に、
- テキストをよく読みこみ、模擬試験問題を間違えなくなるまで繰り返し解く
- 製品名と機能について暗記する
ことが合格に繋がる効率のよい勉強のコツと言えます。
このテキストの巻末には参考資料に製品一覧が掲載されているので、製品名、特徴や機能、オプションも含めて暗記しましょう。
さらに、製品名だけのカード、特徴だけのカード、機能だけのカードなどを作成し、トランプを混ぜるようにばらばらにしたのち、それらを製品ごとに組み合わせるなどすると丸暗記だけより精度の高い暗記が出来ますので、是非ためしてみてください。
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JP1エンジニア資格試験は難しい?
ここまでJP1エンジニア資格の難易度や合格率、試験の傾向や試験勉強のコツなどをご紹介してきました。
ここで少しおさらいしてみましょう。
- JP1エンジニア資格の難易度:独学でしっかりと勉強すれば大丈夫なレベル
- 合格率:試験問題の70%以上の正解で合格
- 勉強時間:平均で約30時間(参考まで)
となります。
さらに、勉強のコツとして、
- JP1エンジニア資格合格者が使っているテキストを繰り返し読み込む
- テキストの模擬問題を繰り返し解く
- テキストの巻末の製品一覧を暗記する
これをしっかりと行えば、JP1エンジニア資格の合格に近づけます。
JP1エンジニア資格は難しいのか?の答えは、「やることをちゃんと行えば決して難しくない」です!
勉強時間は気にせず、自分のペースでしっかりと勉強することがとても大切になります。
わからないことや曖昧な部分をそのままにせず、わかるまで何度もテキストを読み込み、テキストに載っている模擬試験も間違えが無くなるまで繰り返し解く、製品をしっかりと覚える、とても基礎的ですが、これが一番効率が良いのです。
自身のスキルアップの為にJP1エンジニア資格を取りたい方の中には、エンジニアとして働いているかたも多いでしょう。
そんな方でも自分のペースでしっかりと勉強すれば合格できて、忙しくても空いた時間に試験を受けることが可能なので、是非JP1エンジニア資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。