みなさんこんばんは、ゆうやです。
僕は経理の仕事を丸4年続けていますが、初めは経理職で採用されたわけではありません。
それどころか、学生時代に経理とは無縁の分野を学んで、営業として働いてから突然、経理への異動を伝えられました。
それでも、今まで4年の実績を積み上げてこれたのは、僕がたまたま経理に必須な5つの要素を持っていたからだと思ってます。
しかもこの要素、特別なことは何も挙げてません。意識すればだれでもできる。
はっきりと言えるのは、経理の資格なし未経験でも、絶対に経理職は務まりますよってこと。
今日は、これから未経験だけど経理の仕事をしていたいなぁという人に向けて、僕がこれまで経理としてうまくやってこれたコツをお伝えします!
未経験でも経理としてやってこれたコツ
細かい作業やずっと同じことをするのに慣れる
経理の仕事というのはかなり地道な作業の繰り返しです。
企業のお金を扱ったり、仕訳伝票をデータに打ち込んだり。
未経験の場合、まず最初に堪えるのはココではないでしょうか?
当然だけど仕事はデスク作業で座りっぱなしだし、一日中PCと向き合っていかねばなりません。
これまで学生だった方や、営業を経験されてた方ならどちらかというと動き回っていたほうが楽という方が多いのではないでしょうか。
もちろん僕も最初、慣れるまではだいぶ戸惑いました。
それでも力の強さより精神的な我慢強さのほうに自信があったので、慣れてしまえば体力的に全く疲れることはないし、夏も冬も空調が効いた中で仕事ができることのほうが有難く感じてくるようにいつのまにかなりました。
細かい作業や、一つの事を時間をかけて続けられる忍耐強さは大事ですね。
似たような作業を続けられる辛抱強さがある人は経理向き!
細かいところまで突き詰める追求心を持つ
経理というポジションは、数字上の間違いやチェック漏れがあってはならない部署です。
お金を扱う以上、そこで間違ってしまうというのは会社の信頼の失墜を意味するからです。
未経験だと、最初そういった部分も不安になりますよね。
では、間違いやチェック漏れを防ぐにはどうすればいいのか?
もうそれは、集中力を切らさないようにするのが第一。
次に、一度のチェックで過信せずに二度、三度とチェックを厭わない気持ち。
時には膨大な量を一つ一つ手作業で確認していかなくちゃならないこともあります。
その時に、いかにミスを探したりチェックをすることを楽しく思ってできるかが大事です。
ゲーム感覚って感じで、前向きにこの作業に取り組めるかどうかがポイントですね。
ゲーム感覚で集中力を切らさず、ミスを発見しよう!
雑用をバッチリこなそう
経理だけに限った話ではありませんが、仕事中や休憩中に出てくる「誰でもできる仕事」ってありますよね。
いわゆる雑用ってやつです。
誰しもあまりしたくない部類の仕事だと思いますが、経理というずっと社内で他の人と一緒に仕事をするような職種の場合、この雑用をやるかやらないかであなたの職場での居心地の良さが段違いに変わります。
もちろん、自分の経理の仕事に影響が出ない範囲でかまいません。
ゴミがたまってきたら捨ててくる、コピーが届いたら担当者に届ける。
そんなレベルで十分です。
特に未経験で経理にいくと、最初はそこまで重荷なことは任せられないはずなので積極的にやっていけばいいと思います。
なんでそれをやるといいのかというと、めちゃ単純ですけどいい人に思われるから。
基本的に雑用ってやるのが好きな人っていないんですよね。
人が嫌がることを、誰の指示もなく自主的にやる人がいたら、そりゃ好意的に思ってもらえます。
雑用なんかしてまで人に好かれたくないって人もいるでしょうけど、経験上そうしておいたほうが今後の経理ワークとしてはうまくいきやすいです。
オフィス内でずっと仕事する職種だし、ずっと顔を合わせていくメンバーですしね。
逆の立場だったら、僕は雑用してくれる人のこと尊敬しちゃいますもん。
自分だけじゃなく社内のことみんなのことを考えてくれてる人なんだな、って。
雑用を積極的にやると自分の市場価値がかなり大きく変わります。
会社のほうから必要と思ってもらえる人材になれますよ。
雑用を下心満載でかまわないのでやること。
見ている人は見てる。居場所の良い職場にするためにも。
エクセルやパソコンの知識が少しでもあったこと
今の時代、経理の帳簿作成を手書きでやっているところはまずありません。
必ず、エクセルやアクセスを使うことになります。
未経験の方だと、どのくらいのスキルがあればいいのか、気になるポイントかもしれませんね。
採用のときにも必ず突っ込まれるポイントですし。
でも、だからといってエクセル検定のようなエキスパートの知識は全くいりません。
僕も最初経理に異動になったときは、せいぜいSUM関数が使えたくらいで、学生時代のレポート作成の名残でワードのほうが扱いやすいと思ってたくらいです。(今では断然エクセルのほうが使いやすいですが)
必要なのは、エクセルで作られたシステムを使いこなす力。
これは、既に経理で働いている状況にならないと分かりにくいかもしれませんが、会社に入ったあなたが、一からエクセルの関数を使ってシステムを組むことなど、ほとんどありません。
大概は、既に作られたデータに基づいてのチェックを行ったり、できあがった数式を別のデータに応用して計算をしたりです。
答えが書いてある解答用紙を、そのまま空欄になってる自分の解答用紙に移し替えるようなもん。
楽勝です。
分かりやすく言うと、数字の入力ができてエクセルのセルのコピーができれば全然大丈夫です。
もしできないことが出てきても、パソコンが目の前にあるんだからググればほとんど解決しますよ。
その証拠に、いまだに僕は独力でVLOOKUP関数を組むことができません。
採用の時も、関数はそこまで使えませんが、既存の物を駆使して処理することができます!と答えて一発合格できました。
資格なんかなくても、エクセルがそこまで使いこなせなくても、やりようによってどうにでもなります。
いるのは知識ではなく、どうやって問題を解決するかという処理能力のほうなんです。
関数を作ったりシステムを組むなんて難解なことはほぼない。
必要なのはスキルより問題処理能力です。
仕事の計画性をきっちり立てること
経理の仕事は、会社の決算や月締めなどで仕事の忙しさが変わってきます。
多忙なときと割と暇な時の落差が激しいと言えます。
未経験の方だと、この忙しいときをどうやって乗り切るかが大事なところになってくるでしょう。
経理の作業が終わらないと、会社の売上数字が確定できずに処理を進めることができないので、期日が迫るとプレッシャーとの闘いになってきます。
なので、しっかり計画を立てて忙しい時を乗り切ることが大切なんです。
僕がいつも工夫するのは、仕事をするときに「この仕事はだいだい~日かかる」というのを把握していって、期日から逆算し、間に合うかどうかを計算します。
あとで忙しい時期がくるのが分かっているのに、楽な時期に前もって仕事を進めずにいて、忙しい時に慌てふためくのは経理はじめたてのとき誰もが最初体験する一コマですが、毎回バタバタして仕事を進めるのは精神的によくないですよね。
そうやって時間をマネジメントしながら忙しい時を乗り越えられるようになると、自分が休みたいときをあらかじめ設定しておいて、少しずつ仕事を前倒ししてちゃんと休みが取れたり、忙しい時でも予定があれば定時に帰ったりということができるようになります。
これがしっかりできるかどうかで仕事のやりやすさが断然変わってくるので、未経験の方も最初から予定をしっかり立てて段取りよく仕事を進めていけるようにしましょう。
仕事の計画性が経理は特に大事。
好きなときに休みを取ったり、ライフスタイルに合わせた仕事ができることに
つながります。
さいごに 未経験でも経理は全然できるよ
いかがでしょうか。
今まで未経験じゃ経理なんて・・と思っていた方も、少しはやっていけそうな気がしたのではないでしょうか。
ただし、未経験からいきなり正社員に採用というのはかなりハードルが高いと思われます。
経理の仕事は実際上で語ったようにスキルや資格はほとんど使うことがないのですが、採用の時はどうしても目に見えるものとしてそれらが重要に扱われる傾向があるからです。
そこで、僕がオススメするのが「派遣として経理を未経験から始め、その後就職する」というケースです。
派遣は会社が多忙なときに人員を増やす目的で募集していることも多く、正社員の方のサポート的役割から入れるので、未経験の方もそこまでプレッシャーを感じず始めることができます。