基本情報技術者試験の試験勉強というと範囲も広く、どう進めていったらいいのか悩んでいませんか。
こちらのページでは、
- 基本情報技術者試験を勉強する前に知っておきたいこと
- 基本情報技術者試験の勉強 まずはココを把握せよ
- 基本情報技術者試験の午前・午後に共通の攻略法
- 基本情報技術者試験【午前試験】攻略法
- 基本情報技術者【午後試験】攻略法
といったところを紹介します。
基本情報技術者試験の勉強を始めようというあなたがこれを読めば、無駄なく、要領よく試験に挑むことができます。時間を有効に使って、合格を勝ち取りましょう。
基本情報技術者試験を勉強する前に知っておきたいこと
基本情報技術者試験を受験するなら、絶対に知っておくべきことをまとめました。
独立行政法人情報処理推進機構が公開している、基本情報技術者試験の情報
基本情報技術者試験は午前試験の免除制度がおすすめ
基本情報技術者試験には
- 午前試験
- 午後試験
があるのですが、午前試験を別日程で受験することができます。
前もって午前試験のみ認定コース提供事業者にて受講、そこで合格すれば午前試験が免除されるといった仕組みです。
午前と午後の試験を分けて受けられるのは合格を目指すうえでも大きなメリットになりますので、まずはここから検討してみるといいでしょう。
基本情報技術者試験の午前試験と午後試験を1日でクリアするのは、不可能ではありませんが、別の日にそれぞれ集中力をもって挑めることを考えると、圧倒的に有利です。
ちなみに、認定コース提供事業者によって料金や日程などが異なりますので、自分に合ったスタイルで選びましょう。
午前・午後それぞれの特徴
基本情報技術者試験は、午前も午後も試験時間は150分。
問題数や回答形式など異なる特徴があります。
午前試験の特徴
基本情報技術者試験の午前試験は
- 全80問
- すべて四択の選択問題
で出題されます。
基本情報技術者試験の午前試験で特徴的なのは、過去に出題された内容と同等の問題が繰り返し出題されているということ。定番と言えるような問題もあります。
こうしたことから比較的、攻略しやすいと言えます。
午後試験の特徴
基本情報技術者試験の午後試験は
- 全11問
- 解答数は5問
となります。つまり、11問のうち一部が選択式で、解く問題を選択して、そこから解答していくスタイルですね。
午後試験では、150分で全問解くのが厳しいと思えるほどに時間的にキチキチの状態になりがちです。午前試験に続いてこのハードな午後試験を乗り越えるには、相当の集中力や体力が必要となります。
こういったことを踏まえても、午前試験の免除制度を活用するのがおすすめだという理由がおわかり頂けるかと思います。
合格点と合格率
基本情報技術者試験は、午前、午後いずれも100点満点で、合格基準点はそれぞれ60点以上。
合格率は25%前後となっています。
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基本情報技術者試験の勉強 まずはココを把握せよ
基本情報技術者試験は、対策をしっかりすれば一発合格も夢ではありません。
ただ、苦手分野から逃げていては合格基準点をクリアするのは難しいでしょう。
つまり、自分の弱点を知ることからスタートするのがベスト。
まずは参考書をざっくりと通して読み、得意分野と苦手分野をおおまかに把握してからスタートすることで、効率よく進めることができます。
基本情報技術者試験の午前・午後に共通の攻略法
一度参考書をざっくりと読み通したら、分野ごとに過去問を解き、回答を確認、わからないところを参考書でチェック、理解していくといった流れで進めていきます。
参考書はじっくりと読み込むというより、流して読んでおいて、過去問を解きながら振り返るように使うほうがより効率的に活用できます。これは、参考書に書いてあっても試験に出ないことはたくさんあるからです。
このように勉強を繰り返すことで、コツコツと苦手な分野を克服し、身につけることができます。
暗記しなくてはいけない部分と、計算など対策が必要なものもあるので、自分のすきま時間などを上手に使えるように仕組み化していくといいでしょう。
基本情報技術者試験【午前試験の攻略法】
ではここから実際に試験を受験するときの攻略法についてお伝えしていきます。
まずは午前の試験から。
午前試験のおすすめ対策
基本情報技術者の午前試験は、過去問から類似問題が出題されることが多いので、過去問を繰り返しマスターするのが一番の攻略法になります。
苦手分野を克服できればいいのですが、もしどうしても苦手な分野がある場合は、そこを捨てると想定して、どこでその分の点数を稼ぐべきか、など作戦を練っておくことも大事です。(試験の出題範囲は後述します)
午前試験は、全80問で1問1.25点の配点となっています。これを150分で解答します。
計算問題の「苦手」を克服せよ
午前試験では、計算問題が必ず出題され、これを苦手とする方が多く見られます。ただし、基本情報技術者試験の計算問題では、難しい公式を丸暗記して解くといった問題は出題されません。
仕組みや用語を理解していれば解ける問題もあるので、あきらめずに過去問の計算問題を繰り返し、ひとつひとつ解き方のコツを理解するように学習を進めていきましょう。
先述のとおり、基本情報技術者試験では、全般的に素直な問題ばかりですので、迷ったら消去法で解くのもアリです。
午前試験の出題範囲
テクノロジ系 | 基礎理論 | 基礎理論/アルゴリズムとプログラミング |
コンピュータシステム | コンピュータ構成要素/システム構成要素/ソフトウェア/ハードウェア | |
技術要素 | ヒューマンインタフェース/マルチメディア/データベース/ネットワーク/セキュリティ | |
開発技術 | システム開発技術/ソフトウェア開発管理技術 | |
マネジメント系 | プロジェクトマネジメント | プロジェクト マネジメント |
サービスマネジメント | サービスマネジメント/システム監査 | |
ストラテジ系 | システム戦略 | システム戦略/システム企画 |
経営戦略 | 経営戦略マネジメント/技術戦略マネジメント/ ビジネスインダストリ | |
企業と法務 | 企業活動/法務 |
基本情報技術者試験【午後試験の攻略法】
午後試験は、全11問。この中から5つの問題を選択し、各15~25点の配点で100点満点となっています。こちらも試験時間は150分です。
午後試験のおすすめ対策
基本情報技術者試験の午後試験は、午前試験より問題文が長文となり、より集中力が必要となります。
ここでの対策としては、まずどの問題を選択するかを前もって決めておくことです。圧倒的に時間が足りなかったという受験者の多い午後試験ですから、試験中にどれにするかと悩んでいる時間的余裕はないものと考えておくべきです。
過去問を参考に自分に合った選択をして、重点的に効率よく進めていきましょう。
午後は時間との戦いになる試験です。過去問で時間を計測しながら解く練習を繰り返し、問題ごとに時間をどう割り振りするか、配分に慣れておくことも大事ですね。
午後試験では、午前試験のように過去問と同じ問題が出題されるということはありませんが、類似内容での出題はありますので、過去問で対策していくのがベスト。いかに時間を節約できるか、といったところが勝敗を決めると言ってもいいでしょう。
午前試験の出題範囲
問1 | 情報セキュリティ |
問2~5で3つ選択 | ソフトウェア・ハードウェア |
データベース | |
ネットワーク | |
ソフトウェア設計 | |
問2~5で1つ選択 | プロジェクトマネジメント |
サービスマネジメント | |
システム戦略 | |
経営戦略・企業と法務 | |
問6 | データ構造及びアルゴリズム |
問7~11 | ソフトウェア開発 |
問7~11のソフトウェア開発では、
- C
- Java
- Python
- アセンブラ言語
- 表計算ソフト
の問題が1問ずつ出題されるので、そこから1問を選択する方式になっています。
こういったところも事前に選択肢を決めておき、無駄なく勉強していきましょう。
基本情報技術者試験の特徴や攻略法を知ったうえで勉強しよう
ということで基本情報技術者試験の勉強法についてまとめてきました。
合格率は25.7%(令和1年)となかなかにシビアな数字ですが、きちんと対策を練ったうえで勉強して挑めば決して合格が難しい試験ではありません。
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