どうも、新卒で入社した会社を去年退社したゆうやです。
新卒で会社に入ると、上司や先輩から結構色々な探りを入れられませんか?
家族のことや、彼氏彼女などの有無などの時には答えたくないようなことまで。
僕も当時、新人1年目のときそういった質問をされて、
って思ってたんです。
ですが、今冷静にになってよく考えてみると、これがとんでもない社員洗脳につながっていたことが分かりました。
新卒で会社に勤められている方は、ぜひこれを読んで十分に注意してください。
新卒で入るとやたら聞かれる質問たち
新卒で会社に入って、幹部や上司に次のようなことを熱心に聞かれたら要注意です。
・結婚はいつするの?
・車は買わないのか?
・家は買わないの?
よくあるじゃないですか、部活の体育会系のノリみたいなやつ。
あれが僕は大っ嫌いだったんです。
同僚とかに聞かれるならまだ分かりますよ。
そもそも新卒で入ったからといって、上司がそんな個人のプライベートなところに踏み込んでくる方がおかしいんですが、社会のことをなにもしらなかった僕は実に真面目にその質問に答えていた気がします。
会話のきっかけの一つ、話題づくりなのかな?って勘違いしてました。
でも僕が入った会社では、思い返すと採用面接の段階で「彼女いるの?」って聞かれた記憶がある。
あれは今になって思うと恐怖だな・・
なぜこれらの質問が社員洗脳につながるの?
ではこの質問たちが、新卒だった僕らにどう影響を及ぼすか見ていきましょうか。
彼氏彼女いるの?結婚いつするの?
しょっちゅう聞かれますよね、コレ。
飲み会でオッサン連中からこの話題振られるだけでも面倒なのに、移動中や昼飯の最中までこのネタを振ってくるもんだから困ってました。
でも、実はこれ、社員がどれくらいで結婚する見込みがあるかどうかを探ってる言葉なんですよ。
男性は結婚して家庭を持ったら、支えていく立場にあるのが今の日本社会だし、そうなったら少々のことで会社を辞めるなんて選択肢はとれなくなる。
生活のリズムも、家族がいるからという理由で「家→会社→家」の往復ばかりになるのでどんどん会社依存になっていく。
つまり、会社にとって安泰になりやすい。
逆に女性の場合は、結婚して子供ができるとフルタイムで勤務というのは難しくなる。
うちの会社は、育児休暇なんてシステムはなかったので、子供ができると会社に残りづらい状況になってしまうんです。
するとみんなやりづらくなって辞めていってしまう。
会社からすると人員が減るのは痛手なので、辞めそうな気配を察知したら翌年の募集を増やすとかして、対策を打つわけです。
もちろん会社も結婚の意思を探ったところでそれを無理強いしたり止めたりなんてことはできません。
でも、ある程度計算が立つようになったり、辞める時期が想定できるだけでも意味があるから、「彼氏彼女いるの?」「結婚いつするの?」って質問はいつまで経ってもなくならないというわけ。
車は買わないのか?
もしも新卒で入った会社で、「車は買わないのか?」と聞かれたことがあれば振り返ってほしい。
その会社はマイカー通勤で、終電が終わってからも車で通勤している人が残って仕事するような会社ではなかったでしょうか?
僕が入った会社はまさにこれで、上司なんかは毎日深夜12時を回ってからもバリバリ仕事しててガチで引くレベルでした。
そこで上司に言われた言葉が「車で通勤しないの?」
終電帰りでヒーヒー言ってる僕に対して、その言葉はイコール「もっと働け」でした。
電車通勤で終電帰りでも相当きついわけなんですが、そこから無制限に働ける車通勤を勧める会社。
残業しまくりな会社に在籍していて、マイカーの購入を促されたときは要注意です。
家は買わないの?
結婚したあとに絶対に聞かれるのが「家はどうするの?」って質問ですね。
家を買うべきかどうかは経理をやっていた僕からすると、今のご時世でマイホームを持つことがいかにリスキーなことかと思ってるのですが、その話はまた後日にするとして。
家を買うって、人生最大の買い物じゃないですか。
現金一括なんかで絶対買えないし、ローンを組んで毎月の出費がかさむことになる。
つまり、家なんか買っちゃうと並大抵の事情がないと会社を辞めて転職するってリスクがある行動がとりづらくなるんです。
これが会社の狙い。
家のローンだと、ボーナスの時は返済額も高くなってしまって、余計に身動きできなくなるケースがほとんど。
気を付けてくださいね。
同じような質問で「子供はどうするの?」ってのもありますが、これも会社からすると似たような意味合いですのでご注意を。
危険なのは上司もこれが洗脳だと気づいていない点
これらの質問を、会社の上司はさりげなく聞いてきます。
それこそ飲み会の時のネタ、仕事の休憩中など。
そして質問をしたあとに、彼らが答えるのは決まってこういう言葉です。
「結婚はいいぞ~。帰って待ってくれてる家族がいるって安心するしな。」
「マイホームは夢だったなぁ。庭があるっていいぞ!」
「車通勤しはじめると、もう電車通勤には戻れないな。」
彼らは断じてその方向に進むことに否定をしません。
結婚することはいいことだし、車や家を手にすることが素敵なことだと心から思ってます。
いや、そのこと自体はもちろん素晴らしいことですよ。
でも会社にとってその方が都合がいいことに上司は全く気が付いていない。
気づいているのは一部の経営陣だけ。
だから危険なんです。
むしろ彼らも会社の餌食となって洗脳を受けてきたから、会社の歯車となって今の立場まで上り詰めているんだし、彼らからすると幸せなんでしょう。
しかし会社を辞めて一年経ち、僕は客観的に会社員時代を振り返ってこう思います。
会社に人生の決定権を握られ、会社と家の世界しか分からず、辞める辞めないの判断する意志すら会社に奪われるところだった・・と。
正社員時代やたらと彼女はいるのか、結婚はいつするのか、車買わないのかって聞かれてて、体育会系のノリかと思ってたけど、早くに結婚したら会社を辞めるって選択肢が取りづらくなるし、マイカー通勤なら終電気にせず働けるからだと辞めてから気付いた。
恐るべし社員洗脳。
— わかやまゆうや (@shaining224) 2017年7月18日
みなさんも、ぜひ自分の意思を見失わないように、人生スタイルを確立していきましょう。